ベージュブック(地区連銀経済報告)とは

Pocket

ベージュブック

ベージュブックとは、「地区連銀経済報告」の通称で、FRBが発表している経済状況に関する報告書のことです。
報告書の表紙がベージュ色だったことから、「ベージュブック」と呼ばれるようになりました。

アメリカに12ある地区連邦準備銀行が、それぞれの地域の経済状況について報告した文章をFRB(連邦準備制度理事会)がまとめたもので、FOMC(連邦公開市場委員会)に提出されます。

12の地区連銀から景気動向や経済の状況に関する情報をFRBが収集し、この報告書(ベージュブック)をもとにFOMCで金融政策の討論がなされます。
ベージュブックは9つの項目から構成されており、それぞれ総合判断、個人消費、雇用、賃金、製造、建設、不動産、金融、物価が判断材料となっています。

年8回発表され、FOMCの2週間前の水曜日に報告書の内容が公開されます。
発表時間は、夏時間は日本時間で午前3時、冬時間で日本時間午後4時です。
外国為替市場への影響は、FOMCと比較すると小さいので、ベージュブックはそのまま何事もなかったかのようにスルーされることも珍しくありません。

しかし、ベージュブックの内容次第では、米ドルが大きく変動することもあるので、事前にストップロスオーダーを入れておくなどの注意が必要です。

ちなみに、アメリカに12ある地区連邦準備銀行は、ニューヨーク、フィラデルフィア、リッチモンド、サンフランシスコ、シカゴ、ミネアポリス、アトランタ、ボストン、クリーブランド、ダラス、カンザスシティ、セントルイスに設置されており、これらの地域の景況感が、ベージュブックの経済報告に反映されるというわけです。

Pocket

関連ページ