株式投資家に学ぶFX講座!ゴールデンクロスとデッドクロスが侮れない理由


ゴールデンクロス・デッドクロス

FXでは、刻一刻と動くチャートと、様々なテクニカル分析を使って、売買のタイミングを見つけます。
テクニカルチャートの見方は投資家によってさまざまで、分析手法も定番のものからマニアックなものまで幅広く存在します。

しかし、その中でもまず最初に知っておきたい超定番のテクニカル分析があります。
それが、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」です。

この2つの分析手法の基礎を身につけておくだけで、テクニカル分析の方法は理解しやすくなります。
また、FXトレーダーにとっても、株式投資家にとっても、ゴールデンクロスとデッドクロスは共通の手法として知られており、勝つためにまず覚えておきたいチャート分析です。

ゴールデンクロスは買いシグナル

ゴールデンクロス

ゴールデンクロス(通称:GC)とは、「短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜ける状態」のことを指します。
上記チャートでは、下がり続けるチャートが反転し、大きな上昇トレンドを生み出しています。

この上昇トレンドを上手く掴み、並に乗ることができればトレードで利益をあげることができるはずです。
上記図のチャートでは、以下の様な手順で上昇トレンドが発生しています。

①下げチャートが続いています。
下がっているチャートに対して買い向かう手法もありますが、基本的にはここで安易な反転を期待して、買ってはいけません。

②短期移動平均線である15MA(赤線)が中期移動平均線である60MA(緑線)を下から上に突き抜けましたが、すぐに押し戻されています。
この時点で、ゴールデンクロスによる買いシグナルが出ているのですが、短期が中期を上抜けただけでは、「期待度は低い」です。(図の赤丸の手前部分)

③次に、短期移動平均線15MA(赤線)が、長期移動平均線120MA(オレンジ)を下から上に突き抜けることが確認できます。(赤丸の部分)
先ほどが、短期が中期を上抜けただけなのに対し、今度は短期線が長期線を上抜けて来たため、より強い買いシグナル(期待度:中)がゴールデンクロスによって発生しているとわかります。
ここでエントリーに踏み切っても良いのですが、もう少し様子を見ます。

④今度は、少し遅れて中期線60MA(緑線)が、長期線120MA(オレンジ線)をゴールデンクロスしました。これですべての移動平均線がゴールデンクロスした状態となり、チャートに表示されている移動平均線は交わることなく平行状態になります。

強い買いシグナルを待つ

これが、「すべての移動平均線がゴールデンクロスしている状態」であり、もっとも強い買いシグナルとなります。

このチャートでは、中期線60MA(緑線)が長期線120MA(オレンジ線)を上抜いた瞬間にエントリーすれば、トレンドの並に乗ることができ、利益をあげられたとわかります。

そして、この大きなトレンドは移動平均線が再びクロスしない限り上昇し続けます
上手く波に乗ることができたら、あとは再び移動平均線が逆にクロス(デッドクロス)するのを待てば良いのです。

短期線ほどダマシが多い

ゴールデンクロス

もう一つ、こちらのチャートを見てください。
このチャートは、大きな上昇トレンドの典型例です。
はじめから最後まで、為替は上がり続け、その間中期線60MA(緑線)と長期線120MA(オレンジ線)は一度も交わっていません。

しかし、短期線となる15MA(赤線)は何度か緑線にデッドクロスしています。
この状態は一時的な売りシグナルと言えるのですが、短期線であるほどダマシが多い、つまり信頼度が低いのです。

このような時は、安全性を重視するなら一旦売って利益確定(または損切り)を行います。
逆に、中期線と長期線がクロスするまで耐えるのも良いです。

いずれにしても、すべての移動平均線がデッドクロスしている状態になったら、その瞬間こそが強い売りシグナルですので、逃げ遅れないように注意しましょう。

デッドクロスは売りシグナル

デッドクロス

ゴールデンクロスが買いシグナルになるのに対し、デッドクロス(通称:DC)は売りシグナルです。
先ほどゴールデンクロスで大きなトレンドの波が発生しているチャートを紹介しました。

これと同様に、デッドクロスは逃げるタイミングとして使うことができます。
撤退のタイミングを逃すと大きな下げのトレンドに巻き込まれ、手痛い損失を被ってしまいかねません。
上記の図では、前半は移動平均線が激しく交差しています。

ゴールデンクロスもデッドクロスも、「トレンド」に強いテクニカル分析なので、このようなどっちつかずの相場では、ダマシが発生しやすいです。

短期線と中期線のクロスは信頼度が低いので、すべての移動平均線が交差してからエントリーすることをおすすめします。

上記のチャートでは、最終的にすべての「移動平均線が上から下に突き抜ける状態(デッドクロス)」した瞬間に、大きな下げチャートを形成しています。

下げに巻き込まれずに撤退できれば大きな損失を回避できているはずですし、逆にショートを仕掛ければ、大きな下げの波に乗って利益を上げることができていたはずです。

チャートの基礎はあなどれない

いかがでしたか?
移動平均線の交わりによって起こる「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」は、テクニカル分析の基礎ですが、非常に効果の高い手法です。

  • 平均線がクロスした瞬間が売買シグナル
  • すべての線が交わらない限りトレンドは継続する

その他にも複雑な分析手法がたくさんありますが、この基本法則を知っておくだけでも、勝率は大きく変わってくるはずです。
明日からのトレードにぜひ、取り入れてみてください。

今回の記事はSBI FXトレードのチャートを使いました。


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