外貨預金とFXの比較、本当にお得なのはどっち?

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外貨預金とFXの比較

FXとよく比較されるのが外貨預金です。
どちらも外国為替の取引であることは変わりありません。
外貨預金とFXではどちらがお得なのか?という話も多いですが、個人的には圧倒的にFXでの運用がお得だと思っています。

金利での比較

まずは金利面で比較します。
外貨預金では、そのまま提示されている金利が適用されます。
FXの場合はスワップ金利を元に、およその金利を算出しています。
今回は、

  • 三菱東京UFJ銀行(大手メガバンク)
  • 住信SBIネット銀行(優良ネット銀行)
  • 外為オンライン(優秀と言われているFX業者)

の3つを比較対象としました。
比較通貨は「豪ドル(AUD)」とし、キャンペーン金利は考慮しません。
外貨預金はキャンペーン金利で顧客を呼び込んでいることが多いですが、キャンペーン期間が終わると一気に金利が下がることも少なくありません。

現時点で、オーストラリアの政策金利は2.5%です。
ここから、FX業者や銀行の手数料が差し引かれるので、2.5%を基準に、実際の年利は2.5%を下回ります。

■金利を比較した結果(1年)

  • オーストラリア政策金利:2.5%
  • 三菱UFJ:0.86%
  • 住信SBI:1.4%
  • 外為オンライン:2.34%

※外為オンラインは日額59円、為替レート92円(1万通貨92万円)として算出。

また、三菱東京UFJ銀行は最低1ヶ月からの預金が条件でしたが、FXの場合はスワップ金利は毎日付与されるので、10日でも20日でも、日数分だけスワップ金利の恩恵を受けられます。

ただし、FXはあくまでも外貨預金ではなく「スワップ金利(金利差)」なので、今後豪ドルの金利が上昇するよりも速いスピードで日本円の金利が上昇し、円と豪ドルの金利差が縮まった場合は、外貨預金と比較して優位性が低下するかもしれません。

しかしながら、大手メガバンクの三菱東京UFJ銀行と外為オンラインの金利では、2.7倍もの差が付いていることには驚きました。

三菱東京UFJ銀行で外貨預金するのと、外為オンラインでスワップ運用するのとでは、たったの1年で運用結果に2.7倍もの差が付くことになります

手数料・スプレッドの比較

続いて、手数料(スプレッド)での比較です。
外貨預金、FX取引のどちらにおいても取引手数料は無料です。
外国為替取引では、スプレッドが実質的な手数料となっています。

スプレッドについての詳細はこちら

■スプレッド(手数料)の比較(豪ドル)

  • 三菱UFJ:4円(400銭)
  • 住信SBI:40銭
  • 外為オンライン:3銭

三菱東京UFJ銀行の豪ドルスプレッドは4円(400銭)です。
つまり、為替レートが4円の円安になって、はじめて為替差益はプラスマイナスゼロの損益になります。
ネット銀行大手の住信SBIネット銀行は三菱UFJの10分の1の手数料です。

外為オンラインに至っては、たったの3銭のスプレッドなので、取引手数料はほぼ無料といっても過言ではありません。
三菱UFJと比較すると、外為オンラインなら130分の1以下の手数料で運用できる計算になります。

外貨預金はペイオフの対象外

日本には、ペイオフ(預金保険制度)と呼ばれる仕組みが導入されています。
ペイオフは、一言でいうと「銀行が倒産しても預金1,000万円までは国が補償してくれる」仕組みです。

しかし、ペイオフは外貨預金は適用対象外です。
もし300万円の外貨預金をしていた場合、銀行が倒産してしまうと、預金していたお金が返ってくる可能性は低いので注意が必要です。
では逆にFXはどうなのか?

FX業者は銀行とは違うので、そもそもペイオフの制度とは関係ありません。
しかし、すべてのFX業者は業務をするにあたって「顧客資産を信託保全により分別管理する」ことが金融庁より義務付けられています。

預けているお金は、FX業者の業績に関係なく、完全に分離されて保管・管理されているので、万が一FX業者が倒産してしまっても、私たちの資産はそのまま返ってきます
この点は意外と盲点ですが、外貨預金のデメリットであり、FX業者のメリットとなるポイントの一つです。

その他

その他に考えられる点をまとめます。

■現物出金
外貨預金の場合は、米ドルのまま出金することができますが、FXは証拠金取引なので現物出金はできません。(一部、現物出金に対応しているFX業者もあります)

■通貨ペアの数
外貨預金では米ドル、ユーロ、豪ドルなどの主要通貨に限られますが、FXの場合はトルコリラ、ブラジルレアルといったマイナー通貨に投資できます。
特に新興国への投資はリスクも高い分、金利も驚くほど高く設定されています。

■レバレッジ
FXでは、レバレッジによって金利収入をUPすることができます。
ただし、レバレッジが大きくなると利益が増大する分、リスクも大きくなるので注意です。

まとめ

こうやって比較してみると、FXのスワップ運用の方が圧倒的に優れていることがわかります。
最近では、レバレッジをかけない「レバレッジ1倍のFX運用」を行なっている人も増えています。

FXと言うと、デイトレードや短期取引のようなアクティブな取引をするイメージがありますが、レバレッジを抑えた、長期投資による資産運用としてのFXも良い投資方法だと思います。

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